QCサークル(小集団活動)うまくいくテーマの選定のしかた

 

こんにちは。夏休み明け!
オンラインQCサークルリーダーセミナーの2期目
〜 栃木県の会社様が参加されました。

テーマは「テーマ選定と現状把握のしかた」

良くある失敗は、リーダーの思いだけで突っ走ってしまうこと。

すると
メンバーの協力が得られません。
やっぱりメンバーの声を「聴く」ことから。
そして
・まず1人1つずつカイゼンしたいこと
を書いてもらうことがスタートです。

・不平、不満でもOK
・否定しない

改善ネタの書き方として
対策案や要望を書くよりも、困っている状態を書いてもらいます。
たとえば
・勤務日報を生産担当に書いてもらう
など
対策案や要望を書くと
それ以上に良い案が思いつきにくくなります。

そこで
・勤務日報の入力に時間がかかる
など困っている事実だけを書いてもらって
対策の前に
要因を皆で出し合うことで
より良い改善につながることが多いです。

テーマを小さくし過ぎないことも大事。

たとえば
(例)喫煙所の改善
⇒ 職場環境の改善
など大きくとらえます。
ほかにも
(例)蛍光灯の交換作業時間の短縮
⇒ 職場メンテナンス作業時間の短縮
(例)日報入力時間の短縮
⇒ 勤怠処理時間の低減
など

QCサークル(小集団活動)においては
テーマが小さすぎると
活動も小じんまりしてしまい得られる成果も小さくなります。
テーマを
少し大きくとらえることで
小集団活動の選択肢も大きくなり
得られる成果も大きくなります。

テーマ名はできるだけ手段でなくて目的にします。
「治具を作成する」だと
「治具を作成すること」が目的になってしまい、
本当に得たい結果が得られないこともあり得ます。

治具を作成する目的が作業ミスの低減でしたら、
「作業ミスの低減」にした方が改善の選択肢が広がります。

または、
どうしても「冶具作成をしたい」という意思があるのでしたら
「冶具作成による作業ミスの低減」など、
目的と手段の両方を含めたテーマにすることで、
目的をはずさない活動ができます。

参加者様の感想は?

●QCサークル(小集団活動)のリーダーとしてやってみたいこと
・積極的に皆の意見を聴く⇒話し合う
・カンタンに一人ひとりの意見を抽出
⇒ グループ分け ⇒取り組みやすくもっていく
・仕事に対してモチベーション上げる
・全員が参加できるような場を積極的に設ける

●学んだこと
・打合せの仕方がただ話し合ってアイデアを出していただけのやり方が、
ちょっとの気付きで打合せがスムーズに行えるような方法や参考になることが沢山ありました。

・QCサークル(小集団活動)の重要性やアイディアの出し方、まとめ方

・改善ネタの出し合いから、親和図を作り、テーマ選定マトリクス図にもっていくところが、
すぐに問題が提案できて、話が進めやすいと思いました。
最初にネタ探しで躓いていたので、これからはこの手法で始めたいと思います。
現状把握もしていましたが、ただ現状の様子を表現するだけだったので、
数値化することは発表にもよりアピール性があるんだなと勉強になりました。

・打ち合わせで意見を出す際などでは、リーダー(進行役)が一人でやらず、メンバーにも振る事で幅広い意見が出て一体感のある活動になる。

小集団活動QCサークル(小集団活動)の進め方
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