QCサークル(小集団活動)とは何か
前回まで、
QCサークル(小集団活動)がなぜ良いのかをご紹介しました。
↓ ↓
なぜQCサークル(小集団活動)が良いのか?(1)
今回はあらためて
QCサークル(小集団活動)とは何かを
考えてみます。
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【QCサークル(小集団活動)とは】
3人から7人くらいの少人数のグループで、
共通テーマや目標を決めて、
それぞれ役割を担ってミーティングを繰り返しながら
テーマを推進していく活動
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小集団活動と言えば、
QCサークルを思い浮かべることが多いと思います。
「QCって何のこと?」
最近、あるQCサークルのサークル長さんから
質問されました。
「えっ? QCが何か知らずにQCサークル長やっていたの(・o・)」
QCとは、
Quality Control
=品質管理
です。
QC(品質管理)の考え方が
日本にできたのは1950年。
アメリカのデミング博士が、
戦後の「安かろう」「悪かろう」の日本に
QCを伝えました。
QCは、日本の製造業の品質向上に
たいへんな貢献をしました。
品質管理の考え方については
以下をご覧ください。
(私自身の考え方も入っていますが)
↓ ↓
http://www.kconsulting.jp/leteer/qc100324.pdf
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QCサークルができたのは1962年。
(私の生まれた次の年です。)
QCは、座学で学ぶだけでは意味がない。
品質をつくっている現場が主体となり、
小グループによる実践からQCを学ぶのが良い。
そんなことを、東京大学の石川馨先生が提唱されて、
日科技連さんにQCサークル本部ができて
全国に普及を始めました。
QCサークルは、日本の製造業が世界的に強くなった
大きな要因です。
少人数でチームをつくって目標を自ら決めて、
共通テーマで対話し知恵を出し合うQCサークルが、
現場の向上心、仲間意識やチーム力を育て、
品質を格段に高めたのです。
そして、製造業だけでなく、
建設業、小売業、病院/福祉や行政などで
導入するケースも増えました。
QCサークルのねらいは何でしょうか?
誰もが賛同すると思います。
以下の3つです。
(日科技連さんのQC要綱による)
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1.自分のためにやる活動であって、
人の能力向上、自己実現を図っていく
2.職場のコミュニケーションを良くして、
明るく活力に満ちた生きがいのある職場づくりをめざす
3.その活動を通じて、お客様満足の向上
および社会への貢献をめざしていく
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まったく異論ないでしょうね?
ところがバブルがはじけた時分から現場に余裕がなくなったり、
欧米型のマネジメントが導入されたりで
QCサークルが衰退していきました。
それと同時に日本企業の競争力も
衰えていったように感じます。
派遣社員、パート社員の増加、そして行き過ぎた成果重視の結果、
どの会社も個人主義になっている傾向にあります。
隣りの部門は何する人ぞ。
フロアが変われば別会社。
日本企業の強さであった「集団によるパワー」は
どこに行ってしまったのか?
そこで、現在、あらためてQCサークル(小集団活動)が注目されています。
心ある企業がその必要性を再認識され
今にあったかたちに進化させて、
とりくむケースが増えています。
QCサークルだけが
小集団活動ではありません。
会社においては、
どんなQCサークル(小集団活動)があるのか?
そして、ほとんど知られていない
『QCサークル(小集団活動)の真の狙い』
は何なのか?
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活コンのQCサークル(小集団活動)については
以下をお読みください。
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