東京駅/東北新幹線

管理職研修~管理職の課題推進には5S/TQCが大活用できる!

東京駅/東北新幹線

こんにちは。今日は埼玉県の会社様で5S/TQCの管理職研修でした。

こちらの会社様では、2021年にコロナ禍の中、オンラインでリーダー向けの5S研修を実施しました。
「いつか対面で研修ができたらいいな」
それから3年が経ちました。
昨年は、新しく選任された5S推進委員の方々に向けて対面で研修を行い、そして今回は、ついに管理職の皆様を対象とした研修を実現することができました。

5SやTQCの活動を活性化させるには、管理職の支援が欠かせない。
そう思われがちですが、実は逆です。
管理職の課題を推進するためにこそ、5SやTQCが非常に活用できるのです!
もちろん、いきなりさせようとしても上手くいかず、順に積み上げてく必要があります。

まずは皆様に、現在の5SやTQC(品質管理)の支援者としてのレベルを自己評価していただきました。

【支援レベルの目安】
・レベル -1:「そんなことしてる暇があったら仕事しろ」と考える(抵抗勢力)
・レベル 0:頼んでも動かない(無関心)
・レベル 1:頼まれれば動く(受け身)
・レベル 2:ときどき気にかけて助言する(部分的な支援)
・レベル 3:常に気にかけ、朝礼などで紹介、説得や支援の時間をつくる(積極的支援)

驚いたことに、「レベル-1」と自己評価された方もいらっしゃいました。
こうした場合に大切なのは、相手を否定したり正面から対立したりしないことです。
「なぜそう考えるのか」をまず理解する姿勢が必要です。
無理に従わせても、心の中では反発されてしまいます。
特に管理職の方の場合、知恵や経験が豊富ですから、その力を敵にするのは非常にもったいないことです。

実は私自身も、かつては「5Sは見た目を整えるだけ」
「TQCは発表会のために形式的にやるもの」と感じていた時期もありました。
ですから、そんな風に思う方の気持ちもよくわかります。

もちろん今や5SやTQCは、私にとってまったく違う意味を持っています。
5SやTQCは、現場が自ら意見を「言える場」、
そしてやりたいことを「やれる場」です。
・5Sは、目に見える物を対象にした、小さなカイゼンを中心に積み重ねる場
・TQCは、すぐに解決方法が思いつかない問題に、問題解決手順を使い解決していく場

これらの場をうまく運用するためには、リーダーの存在が不可欠です。
そして、
管理職の皆様がこの場を育てることで、管理職の仕事がぐっと楽になり、
これまで管理職が、「やりたくてもできなかったこと」が、現場の協力によって次々と実現していきます。
もちろん無理にやろうとしても逆効果になることがあり、ステップを踏んで進めることが大切です。

新時代の小集団活動については、以下がわかりやすいです。
●「進化した」 小集団活動(QCサークル)のポイント

5S/TQCの管理職研修