QCサークル(小集団活動)研修5年目、感動の再会

QCサークル(小集団活動)研修5年目、感動の再会!

QCサークル(小集団活動)研修5年目、感動の再会

静岡県の会社様のQCサークルリーダー研修において講師をお務めしました。
今年で5年目になります。
過去3年間は新型コロナウイルスの影響で、
オンラインTeamsを利用しての開催が続きましたが、
今年は久しぶりに対面での開催が実現し、その機会に喜びを感じました。

今回のプログラムは事前打合せにより内容を変更しました。
現場の声が出やすく活性化する小改善(小カイゼン)の導入、
そして、
問題解決ステップにおいては、特にテーマの選定、現状の把握、目標の設定に焦点を当てました。

今までの活動から、問題解決プロセスにおいて、
テーマ/現状把握や目標設定に時間がかかりますが、
その後の要因の解析から対策の立案と実施については慣れておりスムーズに進むとのことからです。

午前中は小カイゼンをメンバーから出してもらう改善視点と
意見が出やすいミーティングのしかたを解説しワークを行いました。

ワークの結果から、
ミーティングの活性化に向けて
やってみたいことは?

進行役(ファシリテータ)としてできることは何ですか?
・皆の意見をまんべんなく聴く/ひきだす
・はずれたときに元に戻す
・意見が出された時「それはあるよね」 と共感する
・沈黙がないように気をつける
・深堀りする
・たのしいミーティング ⇒笑いがある
・意見をまとめる。全員の足並みをそれえて次に行く
・事前準備 何をやるか伝えておく
・アジェンダ、進行案、事前資料の準備
・進行中に何をしているか全員が理解できるように。誰も置き去りをつくらない
・タイムキーパー。時間内にゴールにたどり着けるように配分

参加者としてできることは何ですか?
・発言する
・「だよね」と巻き込んで発言する
・できるだけ沢山だす
・思っていることはすべて言う
・他の意見にのっかる/ふくらます
・わからないことを質問する
・他人事にならないようにする

素晴らしいですね。
こんなQCサークルのミーティングをやれば
みんな協力してくれます。

午後はテーマの選定から行いました。

差し障りない範囲で
一部紹介します。

「日頃からなんとかしたい」「だけど、簡単にできない」
「でもやりたい」ことは?

・ 帳票、手書き多い。減らしたい
・タンク交換待ち時間の有効利用したい
・残業時間短縮
・年計の時間短縮
・計画の組みにくさ オペ不足を解消したい
・納品業者トラックを待たせることなくしたい
・物損事故を減らしたい
・属人化を減らす。一人しかできないをなくしたい
・間接作業の標準化〜業務量が適性かわからない

これらのテーマ候補から
テーマ選定/現状把握ワークをへて、
それぞれ選ばれた各テーマについて以下などの
目標ができました。

・担当業務以外の業務を1ランク向上する
・1人しかできない仕事をゼロ
・標準化レベルアンケート1ランクアップ
・残業時間半減
・編成の必要停止時間とられている運搬時間ゼロ 全品目から2024年8月まで
・資料作成時間 今年の半減 来年8月まで
・品目ごとの間接作業時間 全品目抽出
・属人化レベルアンケート1ポイント低減
・作業負荷の平準化 作業負荷レベルアンケート 5段階1ポイントアップ
「他業務を3つ取り込む」自グループにやって欲しいことアンケートをとる

このような目標をつくることで単年度の達成度は6割を越えており、
3年あれば殆ど達成できています。
これが問題解決プロセスの素晴らしい点です。

おわりに
サークルリーダーとしてやってみたいことを
考えて紹介し合いました。

・個人それぞれに役割を与えることで参加しているんだという自覚をもってもらう
・おいてきぼりをつくらない
・上長との信頼関係をつくる
・業績に直結や、今まで誰もやらなかったことをやってみる
・今ある必要こと、新たにはじめること
・静岡と横浜で新しい物流テーマ
・活動して良かったと思える活動
・メンバー選定 職場+必要な知見ある人
・ファシリテータ メンバーにもやってみる
・サークルメンバーの成長 ⇒ 継続していく

素晴らしいですね‼︎
活動を通じて充実した時を過ごして全員で大きく成長しましょう。

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