組織風土改革は簡単!?

昨今の大手企業の不正や大きなトラブルがニュースになる中で
その根本原因には組織風土があることが指摘されています。

M銀行
「言うべきことを言わない」
「言われたことしかやらない」

M電機
「言ったもん負け」
「見て見ぬふり」
など

ひとり一人は意欲もスキルもあるのに、
まとまるとなぜか力を打ち消しあってしまう。
こわい組織風土を変えるにはどうしたら良いのでしょうか?

やっぱり小集団です!

大きな組織を変えるのはたいへんですが
小さな組織はリーダー次第で簡単に
(思いと行動も必要ですが)変わります。

そしてどんな大きな組織でも
小さな組織の集合体です。

先日訪問した会社様の
ある生産管理職場では、

・こうしたいけど言っていいかな?
・どうせ言っても変わらないし・・
・いったらイヤな気持になる人がいるかも?
・困っているけど言いにくいなあ・・。
・面倒くさいなあ。
・仕事多くてカイゼンなんかやってられないなあ

といった雰囲気が
小集団活動をスタートして
8ヶ月後には・・・

・これ話してみよう!
・言ってもいいんだ!
・ちょっと聞いてみようかな?
・これで楽になりそう・・
・言ってみてよかった!
・これなら私にもできる
になりました。

テーマは
誰にでもできる環境を目指して!
「業務の手順書の整備」でした。

手順書・フロー図を見直し、
誰でも代わって業務ができる環境にしたい!

現在の業務18項目に対し、
誰でもできるかのアンケート調査。
結果は5点満点で2.5点。

チームを
標準手配、変更手配・業務依頼の3つのサブチームに分けた。
(まさに小集団!)

・各サブチームで今あるものを見直す。
・見直したものを毎週金曜日に発表!

個別作業でなかなか進まないため、
見える化ボードに、
次週宿題と発表順を貼りだすようにしたところ、
自分たちで確認し、
また協力し合って作業を進めるようになりました。

そして、
手順書ができたら、
それを見ながら、
他の作業者に実践してもらう。

製品のわからないものには、
現場を見学し、
実際に製作しているところをみてイメージしてもらう。

結果として、
「誰でもできるかレベル」調査が
活動前の平均2.5点が
3.5点に向上(1ポイント向上)

何よりも、
・若手の成長がみられた!
・言葉にしなくても自然とフォローしあっている。
・我関せずだったのが助け合う姿がみられるようになった
・時には打合せ場所に行かなくてもひとつの問題を
通常業務の中で自然と全員で話し合えるようになっている。
・職場の雰囲気が柔らかくなった。

職場風土を8か月で変えた
リーダーの思いと行動
に拍手です!

こちらの職場では
今年は、リーダーが変わり、
小さなカイゼンを積み重ねるとともに
新たなテーマに取り組まれています。

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