生成AI活用による業務DX研修

AI研修

生成AI活用による業務DX研修

研修目的と概要

この訓練では、事業展開やDX化を進めていく上で必要となる生成AI、DX理論・情報のまとめ方を習得することを目的としている。
具体的には、生成AIの仕組みやデータを構造化し、組織のナレッジとして活用するための考え方、また生成AIのプロンプト設計(指示文の組み立て方)などを学び、生成AI技術の特性や注意点を理解する。
また、架空ケースや模擬データを用いて、情報のまとめ方の視点やAI活用時のリスクを理解する。そして新技術を社内で導入する上でのポイントを学ぶことで、事業展開・新分野進出に必要となる知識・技能を習得する。

訓練カリキュラム

【1日目】2026年1月19日(月)

時間帯 時間数 内容 ワーク
13:30
~14:00
30分
生成AIの基本概念とできることの整理
・生成AIとは ・文章生成 ・画像生成
・動画生成   ・音楽生成 ・そのほか
14:00
~15:20
80 分
DXを理解するための基礎理論(データの扱い方・情報整理の考え方)
・DXとは何か
・DXと生成AIはなぜ親和性が高いのか
・データ入力保存の原則とクラウド化
・情報整理の考え方(データ名称、タグ付けなど)
・業務プロセスフローとAI適応ポイントの視点
・架空業務の流れを図式化し
「情報整理の考え方」を学ぶ演習
15:20
~16:00
40分
AIの特性理解と注意点
・AIは優秀だけど未経験の部下として扱う
・生成AIにおける機能の応用と使い方
・ハルシネーションとは何か、なぜ起こるのか

【2日目】2026年2月4日(水)

時間帯 時間数 内容 ワーク
13:30
~14:00
30分
伝わる指示文の構成理解と作成~プロンプトエンジニアリング~
・プロンプトとは
・プロンプトを組む場合と組まない場合の違い
・AIが理解しやすいプロンプトとは
・markdown形式    ・出力条件設定
・構成化されたプロンプトの
作成演習
14:00
~15:00
60 分
デジタライゼーションにおけるデータ連携
・データの入り口とデータ整理の基本概念
・対象業務を決める   ・アウトプットの設定
・ツールの選定     ・プロンプトの設計
・架空のデータにおける
データ整理演習
15:00
~16:00
60分
PDCAの理論と情報の見直し視点
・出力結果からAIへの指示を改善
・技術的PDCAサイクル
・データ管理におけるリスクと対策(共有設定等)
・出力の改善視点と
リスク対策演習

【3日目】2026年2月18日(水)

時間帯 時間数 内容 ワーク
13:30
~14:00
30分
架空データシートを用いた情報整理と改善ポイントの着眼点
・AIドリブンにおける表形式データ整理手法
14:00
~14:40
40分
文章構成・情報整理のプロンプト理論
・会議議事録の作成のポイント
アウトプットを定義する、構成を分析する
構成をプロンプト化する、 プロンプトフォーマットを作成する
・フォーマット化された報告書と
議事録のプロンプト作成演習
14:40
~15:10
30分
生成AIを用いた高度なデータ構造化と多角的分析技術
・機密データの管理と活用
・データの構造化のポイント
・分析技法
・サンプルデータを使った傾向分析
15:10
~16:00
50分
新技術を社内に導入する際の一般的な考え方・注意点
・社内業務DX化のステップの観点
・生成AIを社内展開する際のリスク管理
・社内ルールの整備のポイント
・アカウントとツール整備の視点
・架空ケースで
「導入時に起こる課題を考える」
グループワーク

【4日目】2026年3月4日(水)

時間帯 時間数 内容 ワーク
13:30
~14:00
30分
・模擬ケースを使った情報整理結果の共有
講師による情報整理視点におけるフィードバック
14:00
~14:30
30分
生成AIの機能を用いた業務自動化のポイント
・Geminiの特長と機能(チャットUI・拡張機能)
・Google Driveとの連携(資料要約・検索・整理)
・Googleカレンダーとの連携(予定の確認、修正、追加)
・スプレッドシートとの連携(データ自動分析)
・ドキュメントとの連携(報告書・提案書下書き作成)
・タスクの優先順位付け(緊急度・重要度マトリクスの考え方)
・Gemini操作実演
14:30
~15:00
30分
Gemini活用による業務DX
・Geminiによるメディア活用のためのプロンプト設計論
・プロンプトフォーマットの構成要素
・複数要件の統合によるアウトプット
・プロンプトフォーマットの
作成演習
15:00
~15:10
10分
画像生成の仕組み理解
・画像生成の使い方
・画像生成のプロンプト例
・画像の変換による説明資料の作成の手順
・画像つき資料の作成演習
15:10
~15:30
20分
文書生成技術応用
・Geminiによるキーワード分析と見出し設計の流れ
・文章の表現要素の定義と生成
・プロンプトフォーマットの
設計演習
15:30
~16:00
30分
新技術導入の段階モデル
・目的と目標の設定のポイント
・DX化推進員の役割
・具体的な展開アクションの手順
・スケジュールの立て方

【5日目】2026年3月11日(水)

時間帯 時間数 内容 ワーク
13:30
~14:20
50分
AIチャットボットの基礎構造と役割
・チャットボットの種類(ルールベース/生成系AI)
・社内データ活用におけるセキュリティとプライバシー保護
14:20
~15:20
60分
RAG(検索拡張生成)技術の原理と応用実践
・RAGとは何か
・ハルシネーション(虚偽応答)対策におけるRAGの役割
・社内ナレッジベース構築におけるデータ構造化設計のポイント
・RAGモデルを用いた情報検索と精度向上のための技術的アプローチ
・訓練用環境内のサンプル
チャットボットの設計演習
15:20
~16:00
40分
技術、理論に関する総合的な質疑応答
講師フィードバック
・理解確認のディスカッション

研修概要

◆開催時間:13:30~16:00

◆開催方法:オンライン(GoogleMeet)

◆費用  :181,500円(税込)/1名

◆定員  :10名(満席になり次第、受付は終了となります)

講師紹介

假屋 翔太(かりや しょうた)
国家資格キャリアコンサルタント/訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)

2023年より本格的に生成AIの可能性に着目し、日々進化するAIツールの利活用を現場視点で探求。これまでに200種類以上のAIツールや活用法を検証し、目的別に最適な組み合わせを提案するセミナーや研修を多数実施。
企業研修では、ChatGPT・Claude・Perplexityなどの主要AIの使い分けから、 業務効率化・情報収集・画像生成・動画編集などへの応用、 さらにはプロンプト設計の技術やリスクの視点まで、実践に基づく知見をわかりやすく伝えるスタイルが好評を得ている。
最近では、社内業務や教育研修におけるチャットボットの構築支援や目的別プロンプトのカスタマイズ設計も手がけている。