岐阜のベンチマーク企業「テクノア様」を訪問して

今回、2回目となる岐阜のテクノア様に見学訪問させていただきました。
テクノア様の理念は「縁があった企業や人々を幸せにする」。
この言葉に込められた想いは、会社の隅々まで息づいており、
訪れるたびに心が温かくなるような感覚を覚えます。

社長のお話に感じた「人を大切にする力」
社長様からお話により
社員一人ひとりを心から大切にされている姿勢がひしひしと伝わってきて、
「会社の成長は人を育てることから始まるのだ」と改めて実感しました。
参加者の中からは、
「社員を大切にする心が素晴らしい」
と感想が出ていましたが、まさにその通り。
理念が言葉だけでなく、日々の経営の中にしっかり根づいていることを強く感じました。

日常の積み重ねに宿る力
社内を見学して印象的だったのは、毎日の清掃です。
清掃は単なる環境美化にとどまらず、社員の心を整える時間にもなっているとのこと。
「毎日の清掃が大切」
という参加者の声がありましたが、これはシンプルながら本質的な学び。
私たち自身の職場にもすぐに取り入れられるヒントです。

「楽しく」取り組むカイゼン活動
もう一つ印象的だったのは、カイゼン活動を“楽しそうに”行っている姿でした。
どうしても「やらされ感」が出てしまいがちな改善活動ですが、
テクノア様ではゲーム感覚で楽しみながら取り組む工夫がなされていました。
「カイゼンは楽しく行うと自発的にすすめられる」
という参加者の言葉通り、笑顔で改善が生まれる場の空気に触れると、
私たちも自然と「自分もやってみたい」と思えてくるのです。

AIへの一歩目は「触ってみること」
DXやAIの活用についても伺いました。
「AIは難しそう」と感じる人は少なくありません。
ですが、テクノア様のスタンスはとてもシンプル。
まずは触ってみる。
この姿勢こそ、変化の激しい時代に求められる第一歩だと感じました。

遊び心あふれる社内の工夫
さらに印象に残ったのは、ポスターや掲示物のデザイン。
思わずクスッと笑ってしまうような遊び心がちりばめられており、社内に活気を与えていました。
「楽しそうで真似してみたい」
と参加者の声もあり、こうしたちょっとした工夫が、働く場の雰囲気を大きく変えるのだと感じます。

今回の訪問を通じて、改めて学んだのは
「理念を実践する力」と「日常の積み重ねの大切さ」。
そして、社員が自発的に楽しみながら取り組む環境づくりの重要性です。
テクノア様の姿勢から、私たち自身の組織や働き方を見直すヒントを数多くいただきました。
まさに“縁があった人々を幸せにする”理念を体現されている企業でした。