コミュニケーションを良くすると不良が減る

皆さまの会社で不良を減らすにはどうしたら良いでしょうか?

現状、どこで、どのくらい、どんな不良が発生しているか調べて
発生要因を調べて洗い出し、対策を取っていくという科学的なアプローチ
(これをQCアプローチと言います)が王道です。

もちろん、QCアプローチも大切です。
今回、ご紹介する会社さんでも、毎月、前月ワースト3不良の製品に対して
発生要因を特定して、各グループで対策を取るというアプローチをしていました。

これで効果も見られましたが、翌月は、また別製品の不良が発生するという
もぐら叩きのようにもなっていました。

そこで、もう一度、リーダーに、不良を減らすために「大切な行動は何か」を
そして、その行動を「続けるしくみ」を考えていただきました。

以下をごらんください。
  ↓    ↓
http://www.kconsulting.jp/leteer/120402leader_koudou.pdf

この現場では、リーダーがこんな「簡単な行動」
をしくみ化しただけで不良がどんどん減って半年で
半減にしてしまいました。

現場と「積極的に関わろう」
「自分からコミュニケーションをとろう」
という
簡単な行動です。

そして、その先には
「現場が喜ぶしくみ」と「現場を困らせるしくみ
の両方が織り込まれています。


現場とのコミュニケーションを増やすという
「簡単な行動」
とはいえ続けることは難しい。

「簡単な行動」を続けられたポイントは何でしょうか?
「行動を『数値目標化』していること」
そして「計画と実施状況を『見える化』していること」だと思います。
これが、しくみです。

そして、このしくみを改良していくのが改善です。

【参考】
「小さな行動を毎日続けることが、とんでもない高いところに行ける唯一の方法」
イチロー選手の有名な言葉です。