ISOを使う方法

先日、私の契約している
ISO審査機関の審査員連絡会で
フューチャーマネジメント研修所の大月氏の
お話しを聴きました。

マネジメントシステムに対する
経営者の視点からの言で
なかなか興味深いお話でした

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元々、経営者は1人で事業を始めて、
すべて1人でやっているが、
事業が大きくなると、
人を入れて任せなければならなくなる。

その際に、いい加減にならないように、
それぞれの仕事にルール(とり決め)を
つくって人に任せる。

どんなルールをつくったら良いのか?
お客様視点でルールの切り口を示したのが
ISOである。

ISOは世界中のすぐれた組織を調査して
良く考えられており、
マネジメントの必要な要素を
バランス良く含んでいる。

ルールをつくって
仕事を任せっぱなしではいけないので
疑うわけではないが
ルールが守られているのか
目的を果たしているか
見に行かなければならない。

それが内部監査の考え方である。

ジョンソン&ジョンソン社は
社長直轄の内部監査組織があって
社長の知りたい情報を世界中の現場をまわって
正しく事実をつかんで社長に報告している。

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このように経営者視点で、
内部監査を考えると、
規格ありきのチェックリスト
ではなくて、

経営者の知りたいことのチェックリストを
つくって
内部監査員が現場の事実を調査してまわり、
経営者に正しく報告をあげる姿が
考えられます。

経営者の知りたいことのチェックリストや、
会社として解決したいテーマに対してチェックリストをつくって、
ISO規格の条項をあてはめていくと、
ほとんどの条項をカバーしていることがわかります。

それに不足している項目を入れると
とてもバランスの良いチェックリストができあがります。

実を言うと、
上記の手法は
私が、古巣の(社)中部産業連盟に
在職中に開発したものです。

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活コンサルタント 松田英一