ISO是正処置を小集団活動でやろう

 

今日はお世話になっている名古屋市本社の
5つの事業所をオンラインでつないで、
「是正処置を小集団活動でやろう」研修でした。

是正処置とは?
・不適合(規定要求事項からはずれている=クレーム含む)の原因を明確化し、原因を除去する処置
とISOで定義づけされています。

もう少しわかりやすく言えば
再発防止の処置!

不適合処置との違いは?
たとえば
キズ不良で客先からクレームがあったとします。

不適合の処置としては
・客先で納入済み製品を選別し、代替品を納入した。
これで
当面、客先としては良いかもしれませんが、
これだけで終わらせてしまっては
不適合の原因に対して処置されていませんので
おそらく再発してしまうと思います。

そこで
是正処置です!

まず
流出原因として
「キズの限度見本がなかった」
そこで対策として
「限度見本つくり教育」

これで
めでたし、めでたし?

いえいえ
発生原因にたいして対策されていません。
品質管理とは
「元から良いものをつくること」
そこで
発生原因を調べてみたら・・・

治具に異物がついていた
対策として
「治具の点検清掃手順をつくり運用」

さて
こういった是正処置を個人的に取り組むのは
ふつうですが
せっかく小集団活動があるのでしたら
小集団活動のミーティングで行うことがお勧めです!

是正処置を小集団活動でやる効果は?
・皆でやるとモチベーション(やる気)が高まる
・個人の視点では気づかないことに気づく
・全体の品質意識が高まる
・全員で決めたことは守られる
・3人から5人くらいの小グループが意見を出しやすく活性化できる
・充実した不良速報ができる
・楽しい

今回の研修では
最近の不良事例(これが今年の後半激減!)で
是正処置の前段階として
連関図をつくってみました。

連関図は
複数の要因を皆で出し合って
重要な要因を特定するQC手法です。

ふだんはポストイットを使用して行うのですが
今回オンラインで
5会場での共同作業での連関図作成は、
はじめての試みでしたので、
無事におわってホッとしました。

今回せっかくの機会ですので、
事業所のテーマにもあげられている
レイアウトの改善
についても研修しました。

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