業務改善活動〜設計品質の向上

 

今日は浜松の会社様にて、
業務改善活動のコンサルティングでした。

過去2回くらい大雨で新幹線が大幅に遅れたことあり、
先回から1時間早く浜松に着いて、
モーニングコーヒーしています。

この日は、設計業務の改善のコンサルティングでした。

設計は、個人作業になりがちですが、
お互いにコミュニケーションを取り合い
設計品質を向上させる図面品質(部門内)検討会の仕組みが、
とても有効に機能していました。

この検討会は
法規制逸脱を含んだ設計ミスを防ぎ、
更に、ユーザー利便性、施工性やコスト面などから、
設計部門全員でひとつの図面をチェックする場。

※ちなみに設計レビューは
営業や施工部門も含めて別途行います。

図面品質(部門内)検討会では、
毎週一回、対象となる物件をひとつ選んで
・不整合
・法規
・施工性
・使い勝手
・コスト
の5つの視点から
それぞれの担当がクラウドにある図面PDFに対して、
懸案事項やアドバイスなどを
個々のタブレットから書き込んでいきます。

集まれる人は会議室で行いますが、
図面はクラウド上にありますので
出張先、移動車中からでも参加できます。

事例を見せていただくと
クラウド上にある図面が赤、青、橙などカラフルな
手書きで埋め尽くされていて
活発な活動が伝わってきました。

これもDXです。

DXは図面データが紙でなくて
デジタルデータであること。
更に全員で共有し、
タブレットからリアルタイムで
それぞれの知見から意見を書き込んで
図面品質を向上させる。

このうち不適合については
過去トラを含めたチェックリストがあり、
不整合や干渉などが有れば
チェックリストに追記されるように
PDCAがまわるしくみになっていました。

そして、
若手の図面に対して
経験豊富な諸先輩の沢山のアドバイスがもらえる
若手育成の場としても有効な場となっています。

若手の設計力向上が鍵とのことで、
1人1人個別にスキルマップとスキル向上計画が
作られていました。

個人ごと10年のスキル向上ロードマップと
現在どの地点にいるのかが一目でわかり、
1人ひとりの育成への思いが伝わりとても良かったです。

DX化を含む業務改善のやり方は以下の
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設計技術の伝承